ダイエットの停滞期とホメオスタシオス
ダイエットを長期的にする上で、誰しも経験するのが停滞期です。順調に減っていた体重の減りが鈍化する時期を停滞期といいます。この時期増えるのが、ダイエットに対するやる気が、運動をさぼっているわけではなく、食事も我慢しているのに体重がなかなか減少しなくなるとなくなってしまう人たちです。
体がホメオスタシオスという体の防衛機能になって起こるのが、停滞期です。ある一定の状態に体を保持しようとするのがホメオスタシオスという体の機能で、体温は周囲の気温が下がっても一定にキープされようとするのもホメオスタシオスの働きです。
食事が減っても体重を保持しようとして、ホメオスタシオスは機能するので、ダイエットのために食事を減らしても体重が減らないのです。消費カロリーを減らし、摂取カロリーをできるだけ脂肪として蓄積しようとします。
停滞期とは、補給できる栄養が減っても体のコンディションが変わらないように、体が必死に対抗している状態なのです。停滞期がある程度の期間続くと、またダイエットが体が元に戻って順調にできるようになるといいます。
人によって停滞期の期間は異なるもので、1か月くらいの人もいれば、2週間程度で終了する人もいるといいます。健康な体が起こす当たり前の反応である停滞期は、ダイエットを阻むことですがなくてはならないものなのです。この停滞期をうまく乗り越えることで、ダイエットを成就することができるのではないでしょうか。
ダイエットの停滞期中にすること
ダイエット中に停滞期に入ったら、どんな対策が有効なのでしょうか。ダイエットの停滞期に入ったからといって、特別なことをする必要はありません。ダイエットがうまくいっている証拠だといえるのが、停滞期というものです。
運動やカロリー制限を、これまでと同じように継続することが重要です。逆効果なのは、運動量を多くしたり、厳しいカロリー制限をしたりと、体重減少が停滞しているからといって焦ることです。
なるべくホメオスタシスの働きをさせないように、食事制限と運動を適度に継続するように心がけます。今まで減っていた体重の減りが鈍くなると、停滞期であることは知っていても焦りやイライラが生じがち。
時々の体調や、旅行や飲み会などの食事内容の変動などダイエットに影響を及ぼしかねない生活状況の変化などがあります。客観的な記録を、停滞期の間のさまざまな原因にダイエットの行方が影響されないようにつけておくことをおすすめします。
毎日体重を記録することで、今が停滞期なのか、違うのかもはっきり分かります。マイペースで、かならず停滞期は過ぎることを信じて、ダイエット中に停滞期に入ってもダイエットを継続しましょう。体重は停滞期を我慢できれば再び体重は少なくなっていくので、あと一息でダイエット成功です。
ダイエットにおける停滞期中の心構えについて
停滞期はダイエットに取り組んでいる人の多くが体験するものです。停滞期に入るとダイエットがうまくいかなくなった気がして、焦りが生じがちです。
落ち着いてダイエットを続けるためにも、停滞期に入ってもモチベーションを保つためにはどんな気持ちで停滞期を過ごせば良いのでしょうか。停滞期が必ずあるのがダイエットであるということを分かっておきましょう。
停滞期がダイエットをしていればあるということを頭に入れておけば、焦ることはありません。正確な知識を得ていれば、余分なストレスがかからないといえます。食事制限や運動を頑張っているのに、思うように体重が減らなければイライラもたまりがちです。
停滞期中はできるだけストレスが蓄積しないようにして、ダイエットがうまくいっているというイメージを持ち続けましょう。やる気をキープすることは、長い期間行うダイエットにおいては大事なことです。
しばらくの間ダイエットの停滞期が継続すると、身体機能が体重が減少してもキープできると判断した体は、停滞期を乗り越えることができます。
停滞期をがダイエット中に起こるのは、体が次の体重減少のために準備をしているんだと思うことで、安心できるといえるでしょう。信じてダイエットを続けていれば、今までどおりにダイエットが順調にできる時期はかならずやってくるでしょう。
